父親として男性育休を取得して6ヶ月目。
娘、息子、妻と充実した日々を過ごし、改めて父親の長期育休は良いと感じます。

でも世の中ではまだまだ育休男性は少ない。
しかも私がそうだったようにルールが分かりづらい。

ここでは育休を検討している男性が、少しでも育児休業を取りやすくなるよう必要な情報をまとめます。
・育休開始時の情報(いつからどれくらいの期間手続き
お金の話
・世の中と男性の育休
・私自身の育休開始時の事例

などです。

少し長い記事ではあります。
ですが、ここだけ読めば大丈夫なように必要情報をまとめました。
下の見出しを見つつ、必要な箇所を読んでください。

少しでも育休取得を考えている男性が育休に踏み切れますように。

男性の育休取得のいろは

そもそも育休とは。基本ルール

育休とは「育児休業」のことです。
「育児・介護休業法」という法律にある制度です。
基本条文は

育児のために休業することを希望する従業員(日雇従業員を除く)であって、1歳に満たない子と 同居し、養育する者は、この規則に定めるところにより育児休業をすることができる。

このように書いてあります。
基本的には、
・1歳になる前の子供がいる
・親が(父親、母親問わず)
・子供を育てるために
取得できるものです。

なお、育児”休暇”ではなく、育児”休業”です。
間違えやすいのでご注意を。

厚労省のサイトはこちら「育児・介護休業法について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html

男性の育休って誰が取れるもの?私も取れるの?(取得資格について)

当然に男性も育休が取得できます。
父親としての当然の権利です。

ただし、大半の方はあてはまりますが、一応条件はあります。
・同一事業主に1年以上雇用されている
子供が1歳未満(1歳の誕生日を迎えていない)
・子供が1歳になった後も引き続き雇用予定
・子供が1歳6ヶ月になる日の前日までに雇用契約が終了する予定ではない
週3日以上勤務をしている
というものです。

正社員ではない、契約社員やアルバイト、派遣などの非正規社員でも取得できます
ただし日雇い契約の場合は取得できません。

条件を満たしていれば育児休業を申請することで取得可能です。

見ていただけばわかるように「男性」「女性」や「父親」「母親」という言葉は出てきません。

条件を満たしていれば性別にかかわらず取得できます。

会社は労働者から育休の申請があった場合はこれを認めなくてはいけません。
育休は制度上は非常に幅広く利用できるはずのものです。

男性の育休はいつからどれくらいの期間取れるの?

育休はいつから、どれくらい長く取れるのでしょうか。
原則は
子供が産まれてから1年(子供の1歳の誕生日の前日まで)」です。
もう少し具体的にみてみましょう。

男性育休はいつから取れるのか

申請は「出産予定日で」

育休取得には会社に事前申請が必要です。
その場合は「出産予定日」からの取得を申請します。

出産は帝王切開で日取りが決まっているなどの場合を除き、いつ産まれるかはわかりません。
ですが、会社には事前に申告が必要です。

ということで、「出産予定日」から取得できるように申告します。

予定日からずれた場合は?

しかし予定はあくまで予定です。
予定日に産まれる子供は10%未満という調査もあります。
ALL ABOUT 出産予定日に産まれる赤ちゃんは、20人に1人だけ

予定日はだいたいずれます。
うちの子供は2人とも2週間早く産まれました。

その場合育休の開始日はどうなるのでしょうか。
ご安心ください。
育児休業の開始日は変更することが可能です。

もし予定日よりも早く産まれた場合は繰り上げ申請で対応可能です。
(早まることもあるので引き継ぎなどは早めに行いましょう)

男性育休の取得可能期間

育休の終了日は「子供の1歳の誕生日の前日」までです。
出産と同時に育休を開始することで、最長1年間の育休が取得可能です。
この期間内で自分で取得期間を決めて申請することになります。

最短期間の定めはなく、原理的には1日からの取得が可能です。
(なかなかないとは思いますが)

なお、後述する
「パパ・ママ育休プラス」という制度を利用すると、
子供が1歳2ヶ月になるまで育休期間を伸ばすことができます。

また、保育園に入れない場合に限り特別に育休を延長する事ができます。
この場合最長2年間の取得が可能です。

第一子の場合は父親は出産日から休まなくても良いかも

ちなみに第一子の誕生の場合男性育休は、出産日からでなくても良いと思います。
出産して数日は母子ともに病院に入院しています。
もちろん面会にいったり、必要なケアや準備をすることは大切です。
とはいえ、「よし、育休とった、頑張るぞ」
と意気込みを見せても最初は少し拍子抜けした日々になるかも知れません。

私のケースもそうでしたが、
他に子供がいる場合は、その子の面倒を見るためにすぐに取る方が良いです。
第一子の場合は入院期間を考慮して取得開始日を決めると良いでしょう。

出産後5日ほど入院してから退院するのが標準的なようです。
出産後の退院日は荷物などが多いです。
また、お母さんも自宅でははじめての育児です。
負担も大きくなるので、この日から休むのがスムーズだと思います。

育休の開始に必要な手続きは?

手続き自体はシンプルな申請

育休は事前に会社に申告することで取得します。
育児休業を取得する旨を取得日の1ヶ月以上前に会社に申請します。

社内規定で別途定めているケースもありますので、確認をおすすめします。
取得開始日は出産予定日以降を設定しましょう。

1歳2ヶ月まで育休が取れるパパ・ママ育休プラスとはどんな制度?

男性が育休を取ることで可能になるのがこの
「パパママが育休プラス」です。

父親、母親の両方が育休を取得する場合、
子供が1歳2ヶ月になるまで育休を取れます

ただし、男性、女性が取れる育休は最長1年です。
パパママが力を合わせることで、
親のどちらかは1歳2ヶ月まで育休が取れるという制度です。

例えば母親に遅れて父親が育休に入ることで、
父親の育休終了日を子供が1歳2ヶ月の時点にする、などが可能です。

これ、何の役に立つんだろう、とはじめは思ったのですが、
利用すると男性だけが育休の期間ができるんですね。

父親の男性1人で”ワンオペ育児”も体験できます(笑)
父親の育児参加を促進する上ではよい制度だと感じました。

男性だけの制度。父親は2度育休が取れる

男性ならではの育休に関する制度があります。
これは男性は育休が2回取れる、というものです。

産後8週間以内に父親が育休を取得した場合(開始・終了)
その後再度育休を取得することができます。

基本的には育休取得は1回です。
しかし、この制度を使うと男性に限り回数としては2度取得が可能です。

ただし、取得できる期間が伸びるわけではないのでご注意ください。

育休中の生活を支える「育児休業給付金」

育休中のお金はどうなるのか、気になりますよね。
私もここはかなり気にして調べました。
他の人からもよく質問を受ける点です。

育休中は給与は出ません。無給の0円です。

ですが、そこには補填があります。

雇用保険に加入していれば「育児休業給付金」というお金がもらえます。

基本的には
・育休開始から6ヶ月元の給与の67%
それ以降:元の給与の50%
が支給されます。
(ただし上限があり、最初の6ヶ月の最大支給額は約30万円です。
※2018年5月現在、299,691円。毎年8月に改定)

育休期間中は、社会保険料や税金が免除されます。
67%という水準以上に生活はケアされているといえます。

とはいえ、例えば都内、23区内で子育てとなると金銭的な負担は否めません。
育児休業給付金については別記事で具体的に書いているので、
詳細はこちらをご参照ください。

収入が0円になるわけではない、というのは心強いですね。

なお、金銭的に給付金だけでは不安だという場合は、
育休中に少し働く形でお金を給付金にプラスすることができます。
詳細はこちらを御覧ください。

 

改めて男性育休のすすめ

男性が育休を取ることはとてもお勧めです。
実際にとって良かったと私も思いますし、家族もそう言ってくれています。

周囲を見ても育休を取って後悔している人は見かけません。
逆に1人目の時に取らなかった後悔で
2人目の時に育休を取得する父親が多いです(私もそうです)

男性育休に興味をお持ちの場合は、ぜひ前向きに検討してください。

繰り返します、

男性は育休を絶対取ったほうが良いです!

育休についてのメリット・デメリットについては以下にまとめています。
ご参考にしてください。

ここからは世の中の育休状況と私の事例を紹介します。

世の中の男性育休情報

男性の育休取得率は5%

男性の育休取得率はとにかく低いです。
厚生労働省が毎年数字を発表しています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-28r-07.pdf
2017年の発表では
3.16%
→2017年は5.14%になりました。
平成29年度雇用均等基本調査(速報)
が男性の育休取得率(子供が産まれた男性のうち育休を取得した比率)
でした。

5%の大半は超短期

5%という数字は寂しいです。
でも期間を見ると更に寂しい気持ちになります。
厚生労働省の調査によると
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-27-07.pdf
【育休の取得期間】
・5日未満:56.9%
・~2週間未満:17.8%
・~1ヶ月未満:8.4%
・~3ヶ月未満:12.1%
という状況です。

つまり、4人に3人は2週間未満8割以上は1ヶ月未満の育休です。

男性育休取得者の育休期間別人数比率

1ヶ月以上の育休を取る人は17%程度です。
子供の産まれた父親が1,000人いたとして、
そのうち1ヶ月以上の育休を取るのは
1,000* 5% * 17% = 約8人。

同じページに女性のグラフも載っていますが
完全に別物!
です。

寂しいです。

1ヶ月以上の育休ですら0.8%しかいない、
それが男性・父親の育休の現状です。
変えたい。。。

グラフにすると恐ろしい形になりました。

子供がうまれた男性の育休取得の有無と期間のグラフ(圧倒的に長期育休は少ない)

5日未満の育休は育休なのでしょうか。
GWよりも短いですね。。。
こちらもTwitterでつぶやいたら少し反響がありました。

男性の育休促進に積極的な企業

東洋経済オンラインでは、男性育休が取りやすい会社のランキングを出しています。
https://toyokeizai.net/articles/-/160141
やはり大手企業に制度が充実した会社が多いようです。
例えば
「日本生命は男性の育休取得率が4年連続100%」
ただし、「男性職員の育児休業を7日程度取得」が目標です。
7日だとゴールデンウィークとほぼ変わりません。。。
取得率だけを見るのは危険ですね。

メルカリの小泉社長のように、
社長だけど2ヶ月育休を取った、
(しかもメルカリのような高成長ユニコーンベンチャーで)
というような事例はインパクトがあります。

こういう事例が広がり、より積極的な企業が増えることを祈ります。

私の父親としての男性育休取得事例

私も第二子の誕生に合わせて11ヶ月の育休中です。
(執筆時点で5ヶ月目です)
ご参考事例として私の事例もご紹介します。

いつから?当初予定は育休前に有給利用予定→出産翌日から育休に

当初は有給と併用予定でした

もともとの出産予定日は2月14日でした。

ただ、出産は予定日より前倒しになる可能性もあります。
急に休みが決まると同僚にも迷惑が掛かる懸念もありました。
一方で2歳の娘の世話もあるので産まれ次第すぐに休みたいという状況でした。

そこで私が取ったのが
・休みに入る日を決める
・予定日よりも前から休む
・育休になる前は有給を使う
というものです。

これなら仕事の引き継ぎなどもしやすく、
休みもしっかり取れるので安心でした。

期間11ヶ月の長期育休

私の育休の終了予定日は2018年12月31日です。
2月1日からなので11ヶ月の長期育休です。

男性で11ヶ月は社内では最長記録です。
これだけ長い期間の取得を(権利とはいえ)許可してくれた会社にも感謝です。

ここまで6ヶ月が経過しましたが、
やっぱり長く取ってよかった!と思っています。

男性の育休を取って感じていること

これはたくさんありすぎて書ききれないので、一部だけ書きます。
詳細は上でも紹介したこちらの記事をご覧ください。

(あくまで育休はいつから取れるか、という話がメインなので)

なお、育休中にどういう日々を過ごしているのかは、
このあたりに書いてあります。

家族みんなが幸せになる

親が2人とも家にいると子供への対応キャパが一気に増えます。
親も心のゆとりができてより幸せな子育てができます。

親同士が悩みを共有することもできます。
子供に厳しいことを伝える役とケアする役の分担もできます。

みんなハッピーです。

特にこどもが2人以上いると親1人で全てを回すのは負担が大きいです。
親1人で復数の子育てをしている親は本当に尊敬します。

2人の子育てをしてると、父親も育休を取るのはむしろ当然じゃないか、という気がどんどんしてきます。

子供が父親によく懐く

育休を取って以降、何かをするときに
「とっとがいい」
と娘が言ってくれることが一気に増えました。

もうこれは、とにかく嬉しい限りです。

好かれること、選ばれることが目的ではありません。
でも、やはりこうして以前以上に安心できる存在になったのだ、
と思うと娘が大好きな親としてとても嬉しいです。

平日にあちこち行けてとにかく楽しい

育休を取ると混雑の少ない平日に出かけられます。
ディズニーランド、動物園、水族館、遊園地。
週末は混雑する場所も平日は(週末と比較して)空いています。

旅行で宿泊するにも平日の方が安いです。

子どもたちとただ出かけるだけでも楽しいです。
でもそれが更にちょっとお得な平日になる、
これも実は育休を取ってよかったと思うことの1つです。

追記:「育休中って何するの」がTwitterで少し話題になりました

育休を取ると「育休中って何するの?」と聞かれることがあります。
そのことについて考えることがあり記事を書いた後にTwitterでつぶやきました。
すると1,000を超える「いいね」が。

改めて男性の育休取得の背景にある課題を感じました。
また、育休の良さを発信していこう、と思えました。
発信がんばります。

まとめ

男性の育休の取得方法について記載しました。
制度を理解して、上手に活用してください。
手続きなどは複雑ではありません。ご安心を。

最後に整理したように社会的には男性の育休は非常に少ないです。
この状況が少しでも変わっていくことを願いつつ行動していこう、
と改めて感じました。

もっと多くの男性・父親に育児休暇の素晴らしさを知ってほしいです!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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