実は昨年12月、妊娠32週のタイミングから妻が入院してしまいました。
つい一昨日退院しましたが約3週間の入院です。
原因は切迫早産(せっぱくそうざん)でした。
色々とバタバタしつつ、学びも多かったのでそれも書こうと思いますが、
今回は入院費用について、実際にかかったお金を記載します。
というのも、金額は気になるものなのに、自分で調べても適切な情報が手に入らなかったからです。
もちろん母子の健康が第一なので、二人が元気ならそれで良いのですが、
実際にいくらコストが掛かるのかは気になります。
また、高額療養費制度で限度額申請を出すのかどうかも、
費用がわからないと判断できません。
最終的には想定していたよりもだいぶ安く助かったのですが、
1つの参考になるように、私達の場合の実際の金額を共有します。
もちろん状況や施設によって異なると思いますので、あくまで一つの目安として捉えてください。
(都立病院で大部屋なのでかなり安い部類だとは思います)
入院24日間、総額は20万円強
今回は12月20日から1月12日までの24日間が入院期間でした。
ちょうど12月、1月ともに12日ずつです。
そして退院日に請求を頂いた金額は「207,170円」でした。
1日平均で1万円くらいは掛かるかと思っていたので想定より安かったです。
ちなみに同じ12日でも
・12月:113,000円
・1月 : 94,170円
と開きがあります。
状況や検査項目などにより異なるのでしょうか。
食費が25,000円位かかっているので、それを抜くと18万ちょっとが入院でかかった金額でした。
1日あたりの入院費用は約8,600円(食費含む)
ここから1日あたりの入院費を計算してみます。
全体金額を24日間で割ると、平均は8,632円です。
1日平均でこの位、食費が大体1,000円ちょっとなので、食費を抜くと7,600円ほどです。
なお、上にも書きましたが12月と1月は費用が違いました。
1日あたりに変換すると
・12月:9,417円
・1月 :7,848円
です。
入院が長引いていたら全体の平均はもう少し安くなったかもしれません。
どちらの月も1日1万円未満、思っていたより安かったです。
1人目の子供も広尾病院で生みましたが、出産費用も安かったです。
やはり都立病院はかなり安いのでしょう。
入院などを含む医療費は大きな出費なので助かりました。
それぞれの数字をわかりやすくした表も載せておきます。
総額
総額 | 日数 | 1日あたり費用 | |
12月 | 113,000 | 12 | 9,417 |
1月 | 94,170 | 12 | 7,848 |
合計 | 207,170 | 24 | 8,632 |
食費
総額 | 日数 | 1日あたり費用 | |
12月 | 12,600 | 12 | 1,050 |
1月 | 12,240 | 12 | 1,020 |
合計 | 24,840 | 24 | 1,035 |
食費以外
総額 | 日数 | 1日あたり費用 | |
12月 | 100,400 | 12 | 8,367 |
1月 | 81,930 | 12 | 6,828 |
合計 | 182,330 | 24 | 7,597 |
個室料加算などがあるとずっと高くなります
上に書いたように今回は都立広尾病院の大部屋に入院した場合です。
点滴などはずっとしていましたが、特殊な手術などは行っていません。
また、出産時もそうですが個室を使うと、個室料がかかるので出費が大きく変わります。
広尾病院の個室料金は1日16,000円なので、個室にすると支払いが一気に3倍になります。
恐ろしいですね。
また、一定以上の医療費を支払わなくても良い限度額の計算には個室料は含まれません。
完全に実費負担になるので個室を利用される際は十分注意しましょう。
「高額療養費制度」や「確定申告」などを利用しましょう
1月の医療費が高額になる場合は、所得に応じた上限以上の支払いが免除される高額療養費制度があります。
限度額適用認定証というものを用意しておけば、決まった額以上は支払わなくて良くなります。
所得に応じて上限金額が変わるのでこの点は調べておいた方が良いと思います。
https://www.lifull-hoken.com/media/others/kougaku-ryoyouhi-limit/
こちらのサイトの情報が分かりやすかったです。
今回私達の場合はちょうど月をまたいでしまい、多い月でも113,000円だったので利用しませんでしたが、
もし全てが同じ月だったら対象だったかもなあ、と感じました。
このあたりは制度で決まっていることなので仕方がないですね。
とはいえ今回は適用外でしたが、こういう制度があるのは心強いです。
また、年間の医療費が10万円を超える場合は、超えた分を所得から控除できます。
入院するとかなりの費用を支払うことになるため、こちらは申告したほうが税金が減って良いと思います。
私もこちらは利用予定です。実際に利用しました。
数万円のプラスになるケースも多いです。
特に切迫早産の入院は費用がかさむので、税額還付の対象になる可能性が高いです。
こちらの制度を利用して税金の納税額を少なくする制度とやり方はこちらにまとめていますので、ご参照ください。
実際の金額がわかるようになると良いですよね
今回自分で調べていて最後まで金額がわからなかったのは意外でした。
これだけネットが広がっていて、金額のようなわかりやすい情報はありそうなのですが。。。
どこも個室の話が出たり、限度額適用後のお金の話だったり、前提がわからなかったり。
この記事では実際にかかった金額をそのまま記載していますので、
ぜひ1つの事例として金額が気になる方のご参考になったらうれしいです。
実際に入院した妻の体験と持ち物リストはこちら
妻が入院した際の体験記を書いてくれました。
今後同じような切迫早産で入院する人に少しでもプラスになったら嬉しいです。
自分が大変で困ったことが多かったので少しでも参考になれば、とのことでした。
もちろん入院なしに無事に出産できるのが一番。
とはいえ、確率的にどうしても起こってしまうことでもあります。
体験記は以下からご覧くださいませ。
追記:出産したので出産時の費用も記載しました
おかげさまで無事に広尾病院にて普通分娩の出産をすることができました。
この記事のニーズが高かったので、そちらも費用を具体的に記載しています。
よろしければご参照ください。
後日談:IT健保の療養費付加金でお金が返ってきました
この記事を書いた際は、月10万ちょっとの支出は仕方がないと思っていました。
ところが後日驚くことに最終的な自己負担が月2万円に!
秘密は加入しているIT健保(会社加入の健康保険)の仕組みでした。
「家族療養費付加金」という有り難い仕組みです。
IT健保に加入していないと使えませんが、他にも類似のサポートはあるようです。
こちらに記事を記載しましたのでご確認ください。