著者は小崎恭弘さん。
元々保育士です。
今は大阪教育大学の准教授をされています。
全体を通して子育てに悩む親の肩の力が抜けるような記載が多いです。
我が家は息子が0歳、娘が2歳です。
まだ、息子が「男の子」として何かをしている状況ではありません。
一方で、本の内容はとても納得できました。
男の子により顕著なのかも知れませんが、
女の子の育児にも参考になる内容です。
娘にも当てはまる点が多くありました。
もちろん、娘の友達を見ていると、
個人差があるもののやはり男の子と女
いくつか気になった部分を記載していきます。
育児はうまくいかなくて当然
僕の奥さんも保育士です。うちの家には、僕とあわせて2人の保育士がいるということです。 保育士には配置基準というものがあり、1人の保育士が対応する子どもの数が決められています。4歳児以上なら「1対 30」、つまり保育士1人で最大 30 人の子どもの保育をしていいということです。 その基準にしたがえば、わが家だけで 60 人の子どもの面倒が見られるわけです。というものの、このプロ2人がかりで、3人の息子の子育てがうまくいかないことが多々ありました。
つまり子育てなんか、決してうまくいくわけがないのです。そういう気持ちを持っておきましょう。 「子育てはうまくいくもの」 「かわいいわが子なんだから、どんなことも平気」 これは理想やイメージ先行型の子育てです。子育てはうまくいかない!」という、前提を持ってみましょう。
この箇所が一番印象的でした。
「保育士の夫婦であっても子育てはなかなかう
これは子育てに悩む親にとって救いになる言葉です。
・完璧にできるはずという前提を諦める
・うまくいかなくて当然難しいものだと言う認識を持つ
ここからスタートする育児は楽しく、挑戦のしがいがあり、前向きなものになりそうです。
ついつい、完璧な親として、完璧な育児をしようとして、
思い通りにならない現実に疲弊してしまう親もいるもの。
自分にももしかしたらどこかにそういう一面は合ったかも知れません。
子育てのプロで、普段から沢山の子供に接していても、
うまくいかないことはたくさんある、
このことを頭に入れて、前向きに子育てに取り組もうと思いました。
その後自分で考えましたが、そもそも「うまく」の方向性が違うのかもしれません。
子供はしっかり育っていきます。
親が思っている「うまくいく」、
実は子供が良い成長をするための最善ではないかも知れない
そう思うようになりました。
またコーチの毛皮なくてスタンスや生きて歳れば大丈夫と言うよう
娘の子育てに対しても非常に参考になるが多かったので男の子向け
男の子の家だけが手に取るようにしてしまうのはもったいないよう
他の本も書かれていることのようなので、
無理に約束をしない
約束をしないようにしましょう。男の子はそれを守りません。破る生き物です。 無法者 という表現がぴったりです。まずは約束のない世界からスタートです。
これも大事だと思いました。
約束を守るのは大事なことです。
できない約束を無理にさせて、守れず自信をなくさせるよりも、
できる約束だけをする、という方は今は良いのかも知れません。
そしてできたところを沢山一緒に喜ぶことで、
少しずつ前に進むのが良いなと感じました。
最初から叱ること、言うセリフを決めておく
最初から叱ること、言うセリフを決めておきましょう。そしてそれを言ったらもうおしまい。あーすっきり! 気持ちの良い叱り方を心がけましょう。
これは非常に良い方法だと思いました。
叱る際に親が感情的になると、親子ともに疲弊します。
そうではなく
・何をしたら叱るのか
・その際にどう叱るのか
を決めておけば親が冷静に、かつ適切に対処することができます。
繰り返せば、子供もだめなことを理解し、
親のメッセージを受け取ってくれそうです。
私も怪しいな、と思ったら、叱るセリフを用意するようにします。
かわいい男の子(子供)の本音
「ずーっと僕のことを見ててほしい」「気にかけててほしい」「大好きって言い続けてほしい」とも言えるでしょう。ちょっとめんどくさいでしょ。けれど、これが彼の本音でしょう。
笑
可愛いものですよね。
まとめ
子育てに悩む、力を抜きたい方に良い本だと思いました。
「男の子」と書いてありますが、女の子の父親としても勉強になりました。
男の子の親だけに絞るのはちょっと勿体無い気がします。
他にも著作のある方なので、読んでみようと思います。