多少ながら投資をしていると複利について考えます。
時間が長くなるほど効果が大きくなるものです。
なんとなく老後資金についてのオーディオブックを聞いていて
「時間がものをいうなら、産まれたときからが一番長い」
「0歳の時に老後用のお金を入れておけば本人は心配せずにいられるのでは?」
と考えました。
まあ子どもたちが「老」となるのは今から60年、70年あと、
西暦でいうと2100年近くなので先のことは全然わかりません。
そもそもこの仕組が続くのか、お金は必要なのか、
どういう時代なのかもさっぱりわかりませんが頭の体操に考えてみることにしました。
0歳で200万円預ければ80歳で3,000万~6,000万円になる
0歳で200万円を預け入れ、安定的に一定の利率で運用できた場合を考えました。
設定する利率によってもちろん結果は全然違うのですが、
80歳まで安定して運用した場合、
当初の0円が・・・
低いケースで3,000万円、良いケースだと6,000万円以上になる計算です。
時間の力はすごいですね。
利率が良い形で推移すれば子供の老後資金がまかなえてしまいます。
子供は自分の老後資金についてあまり気にしなくてもよくなるわけです。計算の前提条件
200万円が80年でここまで大きくなるとは驚きです。
もちろん子供がいつどういう便益を受けたいかにもよりますが
家を残すよりも、とりあえず産まれたら200万円運用口座に入れておく、
という方が子供のためになるケースもあるんですね。
複利の力がすごいということは認識していましたが、
改めて計算してみて改めて金額の大きさに驚きました。
計算の前提条件
今回の計算は
・単純に利率を設定
・毎年当率でお金が成長していく
という仮定で計算しました。
設定したのは
3.5%~4.5%の金利です。
これが数十年先となると全然わかりませんが、
少なくともここ数十年はむしろこれより良い利率で世界経済は成長しているのではないでしょうか。
ちなみに4.5%で80歳の時に6,400万(初期の32倍)でしたが、
これが5%だと、なんと9,400万円になります、すごい!
利率とリターンのグラフは以下のようなものです。
ふと気づく自分の年齢での金額
ちなみにこれを見ると子供が自分の年齢の金額もわかります。
私は今33歳なので、この時点では600万~800万位のお金になっています。
かなり大きな金額です、が80の金額と比べるとまだ小さいですね。
桁が一つ違います。
裏を返せば今の年からこの位の金額を設定した利率で運用できれば80歳までにはそれなりの金額になるんですね。
老後に備えて資産保全や運用ばかりしていても仕方がないですが。
きちっと資産を残しておくことも考えないとなあ、とちょっと思ってしまいました。
とはいえこの未来は全く想像がつかず、足元のお金の使い方が大事ですね
ただしあくまで現状での単純なシミュレーションです。
子供の老後どころか私には恥ずかしながら10年後の状況すらなかなか想像ができません。
今の常識で先々に備えるというよりは、
・最低限の備えはしておく
・一方で資産運用ではなく今の自分や子供に投資してどんな時代でも幸せに生きていかれるようにする
ということ大事だよなあ。
ということで子供あてに頂いたお金はリスクの少ない形で運用しつつ、
まずは子供や自分の「今」に投資していきたいと思います。
先のことばかり考えていても仕方がないですもんね。
特に今は育休中。
かけがえのない今を楽しみ、将来への糧とするためにも
お金を使っていきます!(という自分への言い訳です・・・)
お金に関する頭の体操でした。